心療内科医に行って後悔しないために -前編-

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最初に

「あなたはラッキーだね、いい先生に最初からめぐりあえて」

わたしは心療内科や精神科・メンタルクリニックなどに通っている、もしくは通っていた人ほぼ全員にこんな言葉を言われます。

ネットでもどちらかというと心療内科や精神科について否定的な意見や不信感をあらわにしているツイートなどが多いように思われます。(具体的な数字はありませんが・・・)

何でだろう?という疑問が当然に自分の中で湧きおこりました。

知り合いの話やSNSなどを見ると、自分とは姿勢が違うかもしれない・・・それだと確かにミスマッチが発生してお互いのためにならないなと感じることが実に多いみたいなんです。

せっかく勇気を出して行ったのにガッカリしたり、自分の話を聞いてくれず事務的に終わった・・・など経験したくはないですね。ただでさえギリギリのところでがんばっているのだから・・・。

わたしには今歯科、内科、心療内科でかかりつけの医師の方(主治医)がいます。皆さん素晴らしい対応をしてくれて、信頼を寄せているからこそいい関係を築くことができています。

そこで今回は心療内科に行く際や行った際に自分が望む形とマッチングするのだろうかという観点で考えてみた結果を書きたいと思います。読んでくださっているあなたの参考になると良いなという思いを込めて。

自分の状態を把握する

医師にとってもあなたにとっても現状を把握しておくことは大切です。

いったいあなたの中で何が起こっているのか、何が変わったのかを事前にメモしておきましょう。

ただ思考自体が低下していることも可能性として大きいので、まずは一番困っている症状、それから2つほど考えるだけでいいと思います。

いつ頃から症状が出ているのかもチェックしておくといいでしょう。

あとはその原因と思われることがはっきりしていればそれも。

問診票に書くときも楽になります。

あとは医師やカウンセラーの方から質問されたときに回答すればいいです。

とにかく特徴的な症状を伝えるのと伝えないのでは医師の診断が大きく変わってきますので、注意が必要です。また不必要に情報が多くても少なすぎても診断を誤ることにつながります。

汝は何を望む?

まずは状態を把握しましたが、次に考えておきたいのは、自分がどうしたいか?です。

考えてみると以下のようなものが挙がるかなと思います。

  • とにかくツライという悩みを聞いてほしい
  • 悩みを聞いてもらってアドバイスが欲しい
  • 医療行為なしで治したい・解決したい
  • 病気であることを診断してもらいたい、確認したい
  • 症状を医療行為によって緩和したい、改善したい
  • 診断書が欲しい

このあたりの要望によってあなたが求めているのが、話し相手なのか、カウンセラーなのか、医師なのかがわかってきます。

まずカウンセラー(臨床心理士)と医師の違いについて軽く触れておきますね。

カウンセラー(臨床心理士)はあなたの悩みや現状を聞いたり、アンケートやテストなどで傾向や特徴などを見たり、質問したりすることで詳しく情報を引き出して、医療行為を使わずに回復を目指すアプローチです。また場合によってはアドバイスやヒントをもらったり、認知療法なども担当します。そのため対応時間は長め(1時間弱)にとることができます。ただし医療行為にかかわる部分は担当できません。そのため薬などの処方は行えません。医師でない場合は保険対象外になるので注意してください。

医師の場合は逆で医療行為から回復を目指すアプローチです。時間はあまり取れません。だいたい15分ほど取れればいいと思ってください。ただしカウンセリングを行う医師もいます(その場合は保険対象内)。その代わり時間をしっかり確保されない可能性もあり、そこは調べておきたいところです。薬の処方を望むのであればこちらです。

自分はどちらも必要だと思ったので、心療内科に臨床心理士がいてカウンセリングを受けることができるところにしました。

もしあなたが望んでいるものとマッチングしていない医療機関やクリニック、カウンセリングに行っても、きっと不満が募ったり、後悔することになります。

まとめ

ですのでまとめますと・・・

最低限自分が何を望んでいるのか、どうしたいのかをまずは以下の点を中心に把握してから行くところを決めましょう。
  • 困っていること、治したいこと(優先度3つくらい) 
  • カウンセリング重視、医療行為重視、両方

苦しい状態だと思いますが、入り口で失敗するか成功するかはここにかかっている比率が高いように思いますので、そこは自分のためと思って気を付けていきましょう。

あなたの病気や悩み、苦しみが少しでも軽減・回復できる力になれば幸いです。

後編では医師との関係やいい医師の見分け方などについてお話します。

心療内科医に行って後悔しないために -後編-
前回の記事のご紹介 前回は心療内科に行く前のポイントについて書きました。 今回のお話について 今回は心療内科で重要と思われる医師、そして自分との関係性などについて書いてみようと思います。 くれぐれも注意しておきたいのは、あくまで自分の過去の...

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