色々な事前準備を終えて、ようやく医師と対面することになりました。緊張しながらもドアをノックして、部屋の中へ。
第一印象は少し冷たい感じの女性。まずは挨拶をして、椅子に座ります。
「実際にどうなのかを教えてください」
やや突き放したような話し方に少し不安を覚えながらも、先ほど答えたものと言い忘れたことも含めて伝えました。
それを聞きながらタイピングしてカルテ的なものに入力していく先生。カタカタと響く音がまた緊張を作ります。
今までのテストなどの結果もデータ化されているようで、確認しながらという感じでした。そして症状関連をもう少し詳しく伝えて、それを聞きながら色々と思いを巡らせている感じ。(うつ病やメンタルの疾患は複合的な原因や要因で症状がまざることが多いので、一番強い部分を探っていた感じです。)
そして血液検査の結果も見て、薬について聞かれました。副作用や眠気がどこまで出ていい環境かも聞かれました。
抗うつ薬については、しばらくは副作用しか出ない、効果が出るのは2週間ほど先という話を聞いてしばらく絶句。(事前に知っていてもやはりショックでした。)
「あなたはどうしたいですか?」
なんとも今の状態では難しいことを聞かれるなと思いながらも、こう答えました。
「とにかくこのひどい状態から抜け出したい。まずは睡眠がとれないのは色々な意味でまずいと思うので、なんとかしてほしいです。」
このときは本当に藁をもすがる思いというか、必死に訴えていた記憶があります。ただし論理的な思考はほぼ死んでいたので、支離滅裂な言い方はしていたと思いますがそこは記憶が薄いです。
先生はその言葉を捉えつつも、睡眠をとるのは確かに大切なので睡眠導入剤を出しますとの流れになりました。
そして・・・
「今までの問診やテストを総合して考えると、仕事のストレスによる”うつ病”だと思います。とにかく今は休まないといけない。まずは職場に休職できないかを相談してみてください。」
自身でわかってはいてもそう診断されたときはやはりショックを受けていた気がしますね。そして休職するには材料が必要なことも。そこでこちらも口を開きます。
「休職するには色々と難しい状況でして、先方に納得させる材料として”診断書”を作っていただけませんか?」
「いいですよ」
もしかしたら初診では断られるかもしれないと思ってビクビクしながら意を決して言ったのに、あっさりとOKが出て拍子抜けしましたね。
そこで「仕事による過剰なストレスが原因で発症したうつ病。少なくとも今月いっぱい、そして来月も休みを取る必要がある」といった内容の診断書を作成してもらいました。
※実際にこの診断書は様々な意味で役に立ったので、お金はかかりますがやっておいた方がいいです。
とりあえずは半月後にまた受診しに来てくれとのこと。そして先生との問診は終了。最後まで「何だろう?この距離のある感じは・・・」という気持ちとここでいいのかな?という疑問が抜けないまま、待機ロビーに戻ります。
ひとまずホッとはしたものの、ここからまたあのドキドキが復活します。
(・・・果たしてお金はいくら請求されるのだろう?)
予想以上に多くのテストやカウンセリング、先生との問診も長く、診断書も作成依頼をしたので相当かかるのは予想できます。足りなかったら・・・という不安が心を支配していました。
そして自分の名前を呼ばれ、請求金額が伝えられました。
「16,000円になります」
(高っ!・・・けど、なんとか足りた・・・良かった)
問診などに5,000円、検査などに5,000円、診断書に6,000円という内訳でした。診断書は病院によって様々ですが保険が適用されないので高いらしいです。
※後々の話になりますが、ここはそれ抜きでも高めでしたが、自分にとっては有用な武器として機能してくれて、最終的には元は取れました。
こうしてはじめての心療内科は無事に終わりました。
※先生に距離感があり、冷たさを感じた理由は後々判明するのですが、この時点では疑問のままでした。
ちなみに処方された薬については別の記事をご覧ください。
今度の試練は、服薬と入手した武器を使って職場に休職を言い出すというものになりました。
続きます。
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