【うつ病発症物語5】はじめての心療内科 ①不安と恐怖

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前回の記事で必死の思いで予約した心療内科。

ついに心療内科の予約当日を迎えたときの心境は「怖い」というのが正直な気持ちでした。

その中には”精神に異常をきたした者“という烙印を押されるのではないか、延々と続く”薬漬けの日々を過ごす廃人”になるのではないかという恐怖がありました。フィクションなどで誇張された表現などがあって、それを見てきたからかもしれません。そういったモノになる怖さというのが拭いきれませんでした

そういったドキドキをおさえながらも、心療内科の場所を確認して中に入りました。

心療内科に入ると、そこまで広くはないが空間を広く見せるような作り、白が目立つ明るめの壁、リラクゼーション系のBGM、そして数人の患者の方々がおり、先に受付がありました。

受付では何を言えばいいのかわからないので、とりあえず氏名と初診であること、予約したことを伝えました。すると問診票のようなものを渡されて「これを記載してください」と告げられました。

しかし調子の悪さがかなり来ていた自分は、まさか多くの文字が書かれた問診票を書くこと自体が苦戦するとは思いませんでした。

  • 文字が頭に入ってこない
  • 文章の意味をすぐに理解できない
  • 文字が多くて気持ち悪い

なんとか時間をかけて書き終えて、受付にそれを渡すと、新たな恐怖が自分を襲いました。

今回の診療費、いくらかかるんだ?

事前のネットの情報では、初診5,000円くらいという感じでした。ですが病院内に貼ってある紙を見ると・・・

「初診の方は内容によっては5,000~30,000円ほどになります」と書いてあるではありませんか。幅広すぎだろ!という突っ込みとともに20,000円ほどしかないことに気づき、嫌な汗が出てきました。「お金足りなかったらどうしよう・・・」と。

来るまでにドキドキし、中に入ってもドキドキが止まらない私の名前が呼ばれたのは10数分後。緊張しながら指定された部屋の扉の前に立ち、ノックをした後にその扉を開けたのです。

次回に続きます。

 


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