バチェラー・ジャパン シーズン3とは
Amazonの紹介文から
一般のファンから芸能界まで、多くの人を熱狂させたリアル婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」待望のシーズン3がついに完結。「運命の相手を探しに来ました」という3代目バチェラー・友永真也はオリジナルの婚約指輪を持ってその本気度を示して、登場して間も無く女性たちを驚かせる。運命の人の座をかけた婚活サバイバルに参加するのは、20名の女性たち。運命のローズセレモニーが、今シーズンも多くのドラマを生んでいく。ロマンチックでゴージャスなデートで育まれていくのは真実の愛か、それともひとときの恋愛感情か。シリーズ史上、もっともリアルな婚活サバイバル! スタジオでは、おなじみ今田耕司、藤森慎吾、指原莉乃がぶっちゃけトークでバチェラーの行動と女心を痛快に分析し、番組をさらに盛り上げる!
バチェラーって番組は何だろう?
筆者はバチェラー・ジャパンのシーズン1と2は見ていません。
結果と顛末はなんとなく知っていたという感じ。
今回初めて観たわけですが、簡単にとらえると演劇で言うと「エチュード」だな、と。
限られた中で自分をベースにしたキャラクターをアドリブで演じて、全体を盛り上げたヒロイン役を決めるオーディション。
どちらかというとバチェラー本人よりも演出家に好かれた人が求められるように思いました。
面白かった点
女性陣それぞれが自身の個性を活かして、変わる状況であの手この手で仕掛けたり、悩んだり・・・そういう場面を見るのは楽しかったですね。
最初からは印象を変えた人、変えなかった人、観る人がそれぞれの登場人物に感情移入していく・・・
視聴者の多くが女性なのではないかと思うので、バチェラーを素敵と思って観ている方も多いんだろうなと。
そういう演出もしっかりしています。
それゆえに女性受けしない女性らしさを出したりすると、避難轟々になるのもわからなくもないのは、そういうことなのかなと。
個人的にもお気に入りの女性は何人かいましたし、それぞれが退場していく姿はなかなか心に刺激がありました。
感じた違和感
上記の認識があったので観ていて違和感を覚えることがありました。
なんだか男性が好みそうなショットや演出・セリフが変に入るんですよね。
あれ、女性的にはあまり好まないんじゃないかなあ?と。
わざとそういう演出をして、出てくる女性のいやらしさとか男性の愚かさみたいなのを出してるのかな?と感じました。
やけに水着が多いし、刺激的な衣装も多い・・・女性を振った時の男性のセリフがいかにも男性が考えたあるあるなものだったり・・・
前回までで女性視聴者はかなり確保できたからこそ、男性視聴者を増やす意図が制作者側にあったのかなと。
男性目線が変に多いけど、何だろう?という違和感はありましたね。
阿鼻叫喚のラストはどうだった?
多くの方々から非難されている最後の展開。
自分はこうなってもおかしくないよなと思ってましたし、別に驚かなかったです。
序盤から伏線もありましたし、従来のルールを壊すという流れはすでに何回か見せていましたからね。
MCの男性陣が言っていましたが、男性が考えたいかにもなハーレムもののネタみたいな感じですが、恋愛だとこういうのはあるあるだよなと。
続編物は3である程度変化がないとマンネリ化するので、それをここで持ってきたんだろうと考えました。
レビューなどで散々言ったり、出演者の方々のSNSに攻撃するような人々はピュアだなとも。
ある意味恋愛から離れすぎている自分は俯瞰してみているから、そういう気持ちにならないですね。
出演者それぞれがパフォーマンスを出して、ひとつのエピソードを作り上げたと思えば十分満足できましたし、お疲れさまでしたという気持ちの方が強いです。
エンターテイメントとしてみれば、人間をある程度は描けていますし、男女は分かり合えないというテーマだとすればしっかり演出できていました。その結果がこの(その多くが女性だとすれば)批難轟々なら大成功なのかなと。
実際に本場のバチェラーでも似たような演出はあったようなので、それをなぞった可能性も高いですね。
おすすめできる?
悲恋とか失恋とかが好きな人、女性の色々な一面を見たい方、競い合う女性を見るのが好きな方、ダメ男を見たい方、お金持ち演出が好きな方・・・
そういった方々にはおすすめではないかなと。
あとドラマとかのキャラクターに怒りをぶつけられる人にはいい対象になるかなと。
恋愛をネタにした人間観察ショーとしてはコンテンツの密度が濃いですし、サプライズ演出も面白いです。(少しマンネリ感は後半出てましたが)
満足度
★★★★
とりあえず楽しめたのでシーズン1と2も観てみようかなと。
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