働く直感と準備
昨晩の時点で妹からは「まだ出産は先だから今日は寝て」という言葉がありました。
ただなんとなく
(寝ないで待ってた方がいいかな、3時くらいまで)
(あ、ブログ更新ができないかもしれないから更新だけはしておこう)
(たぶんスマホの電池も足りなくなるからモバイルバッテリーも充電しておこう・・・。)
と準備万端で、ベッド内で本を読んで連絡が来るのを待ってました。
すると、2時半に家の電話が鳴りました。
それは苦しそうにしている妹からでした。
「産まれそうだから来れるなら来て!旦那にも伝えて!」
「わかった、今から行く。待ってろ!がんばれ!ありがとう!!」
まるで計画して見計らったような連携で電話を切りました。
(後で聞くと必死になった状態で連絡先として浮かんだのが家の電話でたぶん自分なら対応してくれると思っていたようです)
そして母を起こし、妹の旦那に電話(留守電)して家を出たのでした。
求められた瞬間的判断
この時間ではまずバスは不可、タクシーも回送で乗ることができず。
さて、どうする?
前回似たようなシチュエーションで瞬間的にどうすればいいか混乱してしまった悔しさがありました。今回は混乱せずに最適解を選んでみせる!
「タクシーアプリならおそらくいける!」
その判断をして、即座にスマホにインストールして情報を登録して早速呼び出し。
3分で近くにいたタクシーがつかまりました。(その間10分)便利だな・・・。
今回は混乱せずに冷静な判断と行動ができました。うつ病の症状が回復してきているのをまた確認できた瞬間でした。
好奇心の塊
本人と面会するも「まだ時間かかるな」と感じた自分は家族待ち合わせ部屋でまるで我が家のように横になってくつろぎつつ、病院内で響く音や赤ちゃんや子どもの声を聞きながら・・・
「ん?これはナースコールだな、これは緊急訪問者の知らせ、意思を感じる、この声はさっきの子だな」
・・・そんな分析と妄想をしながら母と話しながら時が過ぎるのを待ちました。中間で眠れたのは30分ほど。
「変わらないわね・・・そんなことに興味持ってどうするの?」
という母の白目を気にせず、好奇心があふれている自分に「ん?まるで子どものときと同じだな」と思ったのでした。
後になって考えてみると、そういう状態になることは久々であったことを思い出すのでした。
姪の誕生その瞬間
すでに時間は8時を過ぎていました。
母は飼い犬の状況が気になるため一時帰宅、妹の旦那はいまだ連絡取れず。
そんな中「ご家族の方、分娩室へどうぞ。もうすぐです!!」という助産婦さんの案内。
(自分がやるべきこと・・・やることは・・・)
それはいない人たちにその場にいる雰囲気を感じられるように動画を撮ること。
そして妹をいない人の分も励ますこと。
いつも弱音を吐かない妹がつらいということを口にしているのを見て、出産というのは彼女の過去最大の大変なことであることを察しました。
そして・・・
産声と共に妹待望の娘、そして自分にとっての姪の誕生をその目で見て、立ち会うことができたのです。
現場の方が自分を産まれた子の父だと勘違いしていたのは少し笑ってしまいましたが、どうも兄が妹の出産に立ち会うことはあまりないらしい?そういう意味で妹が自分を信用してくれていることの証左と思い、すごく嬉しかったですね。
必至になっている妹を見て、自分の心の中で非常に大きな動きがあったのですが、それはまた別のお話。需要があれば何らかの形で公開しますね。
緊張の瞬間
母と妹の旦那(爆睡してた)がかけつけた後、妹と連携しながらその時の話をする自分・・・そして妹が考えたという姪の名前が自分が密かに考えていた名前と似ていることに内心驚きいたり、楽しい時間を過ごしました。
(ちなみに3文字、2文字は同じ、最後の文字も同じ行・・・どんだけ近いんだ)
そしてついに以前から気にしていた緊張の時が来ました。
それは姪っ子を抱っこすること。
赤ん坊を触ることすら緊張しているビビりの自分、でも抱っこして泣かれる彼女の父や嬉しさ全開で安定した抱っこをする祖母となった母を見て「自分も抱っこしていいかな?」と。
妹たちの許可を得て、緊張の瞬間。
「あ、あれ?」
2人の時よりも姪が安心して身を委ねてるのかスヤスヤ寝始めました。
自分はめちゃくちゃガチガチに緊張していて腰をかがめている情けない姿だったりしましたが(笑)
(かわいいなぁ・・・ん?もしかしてお父さんと勘違いしてないよな?刷り込みで。)
その後妹の旦那が同じようなことを感じたのか必死に娘を触って対抗していたのも印象的でした。(その後何度も娘に泣かれて戸惑うお父さんの姿を見る)
帰宅の道
すでに自分の疲れはピークに達していました。
お腹が異様に痛い・・・(ガスがたまったり、内臓が弱っていたせい)
そして緊張が解かれたのか、体調がみるみる悪化していきました。
妹夫婦を残し、病院を後にした自分はフラフラになりながら家に帰りました。
帰ってからトイレに駆け込み、その後は泥のように眠ったのは言うまでもなかったです。
望むものを考え、やるべきことはやる
起きてからはお腹の調子はひどかったものの、各所への連絡と友人とのメッセージやりとり、撮った画像や動画を家族共有のオンラインストレージを作って、そこに公開することまで終えました。
とにかくやるべきことはやったという充実感と満足感、そして幸せを感じる1日でした。
感謝の言葉
Twitterで合間に状況を伝えていると嬉しい声を届けている方々・・・。そして姪の誕生を祝うツイートをたくさんいただき、自分は幸せ者だと感じました。
本当にありがとうございました。
そしてこの記事を読んで「おめでとう」と感じていただいたあなた!感謝します。ありがとう。
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