自分自身を見つめ直して、本来の良さを活かすにはどうしたらいいかということを探求した「自分探し」という連載記事を作っている最中で、ある動画を見つけました。
それは「マルチ・ポテンシャライト」という概念を提唱したエミリー・ワプニック氏のTED動画。
この動画で自分と共通しているポイントが多いことを感じたので、講演をしていた方の書籍を読んでみることにしました。それがこちら。
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法
実際に読んでいくと、下記のように共感できることが非常に多いことに驚きました。
- 飽きっぽい
- 好奇心が強い
- 複数のことをやりたい
今回はこの本を読んだことで自分にどう考え、どういう効果をもたらしたかを語っていきたいと思います。
上記の特徴に当てはまっているという方には、今後の道を明るく照らす大きなヒントを持つ本かもしれません。
「マルチ・ポテンシャライト」とは?
そもそも「マルチ・ポテンシャライト」とは何なのかを説明します。
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人と文中にでは定義しています。
つまり一つのことにこだわり続けるスペシャリストとは違うタイプというわけです。
はたから見れば、「飽きっぽい人」、「中途半端な人」、「フラフラして何がしたいのかはっきりしない人」というレッテルを張られがちな人ともいえるでしょうか。
ある意味一般常識的なものとは異なるものを欲するために異端扱いされやすいタイプ。
あなたは過去に自分自身をそう思ったことはありますか?
読んでみた感想
この本には好奇心が多様であるゆえに有利になることも多いのに、生きづらい世の中をどう生きていけばいいのか?という事例やヒントが描かれています。
興味の持ち方や探求のアプローチは4つほど分類されていたり、道しるべとなるモデルと自分がどのパターンに向いているか、もしく変わったらどうしたらよいかなどが示されていました。
正直かぶるような内容も多く、海外向けであるゆえに日本では実現が難しい面もありますが、そこはアレンジしたり、自分なりのカスタマイズすれば問題ないでしょう。自分ですべてを提示してほしいという方には不向きかもしれません。
自分としては目から鱗レベルで、この本に出会えて良かったと素直に思いました。読書の勢いが最近強く、数多くの書籍を読んできましたが、今の自分が心から欲していたものだ!と感じたのは本書が一番かもしれません。
自分は当てはまっているか?
自分の過去の経験でまさに成功していた流れはまさにこの考え方でした。
とにかく仕事に取組み、それなりにやっていくと学ぶものが少なくなったと感じると、飽きる。それは報酬が高かろうが、あまり関係ない。
好奇心を満たす行動がしやすい状況にあると、思わぬレベルの結果を出したりする。
その反面自分の好奇心やワクワクを満たしていない業務内容や生活を続けるとひどく消耗する。すごく辛い思いをしたここ数年の原因、それは・・・
「マルチ・ポテンシャライト」の条件を満たしていなかったから。
そのことを認めざるをえないというのをまざまざと突きつけられたというのが第1の感想。
実際にやりたいと思っていたことを金銭的なものやスケジュール的なもので先延ばしにし続けていたというのがありました。時々それを実行しようとするも、世間体や各種の制限でできなかったことが続きすぎていたのです。
自己分析をする中で、自分に今足りていないものが何かはわかっていました。自分本来の心でやりたいと思った数々のことをしばらく実現できていなかったことを。
自分はどうしたいと思ったか
実際に自分がこの本を読んだ結果、意識として実践しはじめたのは下記になります。
- 自分が興味のあることを優先すること
- 仕事や他に何か用事があっても、自分の時間は死守すること
- また仕事選びもあまり優先順位を意識して、ワクワクするものを選択する
- ひとつの道を意識しすぎない、柔軟に心のままに
- 他人は関係ない、あくまで自分が望む道を選択すること
いかがですか?あなたにも通じそうですか?この内容に魅力を感じますか?
実際に少しずつ実践していますが、子どもの頃にあった気持ちのようなものが甦ってきて、日々新鮮な刺激を得ることができるようになってきました。そして行動することに躊躇することが減ってきて、やることでまた別のアイディアが浮かぶというサイクルが生まれています。
おすすめしたい人は?
今までの内容を見て、自分も共通していると感じる部分があった方には今まで長い間これでいいのだろうか?という悩みが解消されるかもしれません。
また自分のように外向型HSP(HSS型HSPやHSS型HSE)の気質をもつ方は当てはまる部分も多く、参考になることが多いと思います。
自分の心を殺して生きている、自分らしく生きづらいと考えている方にはぜひ読んでいただきたいです。
本書を手に取って、長年違和感がありながら本当の心を偽って苦しんだ自分が解放されたように・・・あなたも同じように前向きに取り組むことができることを祈っています。
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