【うつ病発症物語9】勇気が出ずに自己嫌悪

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前回服用した薬のおかげで不眠症という問題はなんとか解決したものの、肝心の課題はまったく解決していません

そう、職場での問題です。

完全に虫の息になっていながらも、未だに真面目に職場に行く自分に対して不思議な気持ちになりつつも、行けば毎日批難され・・・とはいえ担当箇所の仕事はやらなければならない。真面目過ぎる自分に嫌気もさしていました。

日頃から気にかけてくださっていた方々に相談したり、励まされたりしたのですが・・・それもそこで立ち直ってもすぐに飲み込まれてしまう。もうダムが決壊してしまって、止めようがない状態になっていました。

そんな心と矛盾するようなことを1週間以上続けていくうちに、ついに来ました出社拒否な気持ちが。さすがに限界が来たと思い、上司にこの状態を打ち明けました。「もう限界です」と。

その返答は「辞めるなら、上の上司に直接伝えてください」という厳しいものでしたただでさえ今の状況を作っているのがその人であるのに、この弱りまくった心身の状態でそれを伝えることは、RPGでいう防具なしでラスボスに立ち向かうようなものです。

我ながら戦力のなさに絶望しつつ、退職をどう願い出たらいいのか悩みました。他人に辞めることを言うことで現実のものにするメソッドをやってはみたものの、最終的な勇気を出せない自分に嫌悪感が生まれました

「自分は弱いんだ・・・ここを辞めたら次はどうなるか・・・辞めるのは逃げになるのではないか?」

そう思うとどんどん自分を追い詰めて、さらにうつ病の症状が悪化していくのでした・・・。

それを救ったのは、一時は切れかけて復活した縁でした。

続きます


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