はじめに
今回の連載は、うつ病発症から仕事をするまでが「うつ病発症物語」、仕事に就いて以前との違いや過酷な労働に戸惑い危機を迎えた「おしごと再起動」を経てのサードステージになります。
前回は仕事をしていて苦しんだことについて綴りました。
今回は、苦しい時期を超えてようやく好転してきた話です。
何かが不完全燃焼・・・
仕事はそれなりに進めることはできていましたが、まだ自分の力をフルに発揮できている感じがしない日々が続いていました。
何かが足りない・・・何かが・・・
悪くはない・・・悪くはないんだが、このままでは回復具合はわからない・・・
何が足りないのかはわからないまま、淡々と仕事やブログ更新、SNSを楽しむ日々を送っていました。
突然湧いてきた力
それは突然のことでした。
仕事の効率が絶望的に悪い同僚の仕事があまりにも遅延したために、全体スケジュールに影響を及ぼすことが見えてきた時。
いらだちと共に極めて短時間である程度の形にしなければならないミッションを自ら進んでやることを伝えました。それは人の評価とか関係なく、自分のためでもありました。
ある意味自分から進んで危地に入っていき、しかも残り時間は少ないという追い詰められた状況・・・しかしこれが鍵となりました。
(・・・あれ?この感覚・・・)
思考が鋭くなり、様々な情報を処理しながら手を動かすというマルチタスクが行えていました。うつ病になる前には普通にやれていたけれど、発症してからは潜めていた感覚・・・
うつ病になって避けていたこと、その環境に入ったことで力を発揮できるようになる皮肉さも感じますが、結局自発で動き、ある程度の制限のある縛られた状況、そしてそれを発揮できるほどに回復してきたことがうまく重なって、このような結果を生んだのでした。
その効果はすさまじく、あっさりと時間内に目標ラインまでを仕上げ、その後もなんとかこなして完成させたのでした。
それ以降もまだコントロールはできないながらも、時々この力を発揮することができるようになっていき、次の課題は自動的にこの能力発揮をコントロールできることになりました。
ですが、それをするには少し不安要素もありました。
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