「おしごと再起動」は「うつ病発症物語」の続編。
著者は適応障害からうつ病を発症し、自信をすっかり喪失して心身ともに動けなくなりました。
ようやく回復してきて胸に浮かんできたのは「果たして自分は再び働くことができるだろうか?」という気持ちでした。
リハビリを経て、病後初めての仕事に就いて働くことに挑み、以前の自分との違いや気づいた点、新たにわかったこと、復帰する際の仕事で苦労した点などを描いた2019年6月20日から2019年6月25日までに投稿した全8話の作品。
同じように悩む方々に少しでも背中を押したり、同じ人もいるんだと感じていただければ幸いです。感想を伝えてくださると、嬉しいです。
第1話「仕事開始前の本音」
【おしごと再起動】第1話「仕事開始前の本音」【うつ病前後の境界線 】
「おしごと再起動 ~うつ病前後の境界線~」とは 今回の連載は、うつ病で動けなくなった自分が再起動の一つとして就業した際のドキュメントです。その際に感じた以前と現在の自分の違いやうまくいったこと、うまくいかなかったこと、苦しんだこと、悩んだこ...
第2話「仕事選びと目算」
【おしごと再起動】第2話「仕事選びと目算」【うつ病前後の境界線 】
復帰する仕事探しのポイント うつ病を発症して動けなくなった自分でしたが、再始動するためには「自分は仕事ができる」ということについての自信を取り戻す必要がありました。 自分のことを「長期放牧明けの競走馬」であると捉えていました。競馬でよく見る...
第3話「手応えと警告」
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ブランクと手ごたえ 以前数年間をほぼ似たような仕事を経験しているとはいえ、ユニットを組む先輩は面識はあったものの実際にともに業務をするのは初めてでした。 かなり厳しいところのある方で完璧にこなす有能な人という話は仕事をご一緒した方々から聞い...
第4話「5つの誤算」
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一つ目の誤算 以前同じ仕事に入った時には最低3名で構成されていたユニットが今回は最小限の2名になっていました。 そのため先輩とマンツーマンのコンビ。会話などはしたことがあるとはいえ、業務ではその距離感がいまいちつかめず、それが緊張とストレス...
第5話「前兆と呪縛」
【おしごと再起動】第5話「前兆と呪縛」【うつ病前後の境界線 】
前兆 ~望まぬ再会と異変~ なんとか抑えることができていたと思われていたうつ病的な症状が仕事の中盤あたりから顔を出してくるようになりました。 珍しくイライラしていたり、負の感情が爆発したり、道に迷って混乱して頭が動かない自分に驚くようなこと...
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【おしごと再起動】第6話「近づく限界と悪夢」【うつ病前後の境界線 】
支えてくれたモノ 誤算や危うい兆候は出ていたものの、なんとか耐えきることができたのは2019年に入って力を入れたSNSで出会った方々の優しい言葉でした。 厳しい言葉もいただき、気合を入れなければと思うことも。 本当にその存在は大きく、弱々し...
第7話「心から望んでいたもの」
【おしごと再起動】第7話「心から望んでいたもの」【うつ病前後の境界線 】
逃げ出したい! まさに目の前に絶壁が立ちはだかったような絶望的な気持ちが弱っていた自分の心をさらに支配しました・・・。 難易度は想像以上に高く、臨機応変な対応や決断も相当求められることになる戦いでした。指揮官や軍師がいない中で大群に囲まれて...
第8話「見えた境界と新たな道」
【おしごと再起動】第8話「見えた境界と新たな道」【うつ病前後の境界線 】
前後の境界線 今回の仕事を通して、自分がうつ病発病前と異なると感じた点、厳しいと感じた点は以下の8つです。 回復力はすぐには戻らない 自分の感覚だと休日などでの心身の回復量は健康だった時の50%ほどでした。 医師の話だとある程度までは短期間...
このシリーズの前日談は【うつ病発症物語】で書いています。
仕事でストレスや人間関係などで適応障害を起こし、うつ病を発症。それから今回の復帰までの悩みなどを赤裸々に書いています。よろしければ読んでいただけると嬉しいです。
【うつ病発症物語】
「うつ病発症物語」は著者が適応障害からうつ病を発症したことについて、当時の生々しい記憶を呼び起こしながら葛藤や悩み、回復するためにやったこと、仕事について働き始めることができるようになるまでを描いた2018年11月17日から2019年4月2...